祝いの宿登別グランドホテルは、昭和13年創業。昭和天皇、皇后両陛下もご宿泊されたこともあり、「登別温泉の迎賓館」と呼ばれていたそうです。
実際に宿泊させていただいたところ、従業員の方々の細やかな対応はとても素晴らしく、お部屋にも心遣いを感じました。
また来たい!と思えるようなホテルだったので、本記事で詳しくご紹介させていただきます。
ホテルの様子や客室をご紹介
祝いの宿登別グランドホテルは、耐震補強工事と共に客室をリニューアル。今回は「コンフォートツイン」という新客室に宿泊させていただきました。
1人当たりの宿泊料金は、通常であれば14,500円〜22,500円程度。
コンフォートツインのお部屋
落ち着いたトーンで、スタイリッシュな雰囲気のお部屋でした。ベッドは、世界の一流ホテルでも使用されているシモンズ社製!
ベッド横もシンプル
ふたつのベッド間には、小さな物置スペースがあります。無駄なものがなくシンプル。
嬉しいのがコンセントが4つもあったこと。スマホとゴープロを同時に充電しても、お友達に迷惑をかけずに済みました。
テーブル&ソファもあり
お部屋は狭すぎず広すぎず、ふたりで居心地よく過ごせました。テーブルとソファもあるので、食後はお酒を飲みながらまったり。
プラズマクラスター空気清浄機、無料Wi-Fiも完備されていました。
スタイリッシュな空間にうっとり
都会的なインテリアに木の暖かさをプラスした空間。ワンポイントの壁紙やカーテンもおしゃれ!本当に居心地が良かったです。
鏡付きの机は女子旅に嬉しい!
室内の机には鏡が付いていました。洗面所と机に大きな鏡があれば、ふたり同時にお化粧できるので、女子旅では特に嬉しい設備でした。
ひとりは洗面所で髪の毛をセットして、ひとりは机でお化粧をするという使い方も。翌朝の身支度が時短になります。
洗面所の様子
洗面所もスタイリッシュ。ハンドソープがとてもいい香りでした。
バスルームの様子
バスルームのドアはガラス張りでした。鏡の下にスペースがあるので、メイク落としなどのコスメ類を置けます。
お風呂
浴槽も脚が伸ばせる広さで快適そう。(温泉に入ったのでこちらのお風呂は使用せず)
トイレのドア
トイレのドアの一部は透かし加工されておりうっすらと中が見えます。
トイレの様子
トイレの中も広い!温水洗浄便座でした。
アメニティ&設備
バスタオルとフェイスタオル、ドライヤーあり。そのほか、歯ブラシ、T字カミソリ、くし、ブラシ、コットンがありました。
バスルームには、シャンプー、リンス、ボディーソープがありました。
スリッパの中敷シート
ホテルのスリッパが苦手な人のために、スリッパ専用の中敷シートが用意されていました。
冷蔵庫や食器類は隠すタイプの収納
冷蔵庫や食器類などは、棚の中に収納されていました。この隠す収納で、洗練された印象が保たれているんですね。
お茶菓子
「栗よせ」というひとくちサイズの栗ようかんが用意されていました。人数分あります。(ひとつはお友達が食べてしまった笑)
湯のみ
インスタントのお茶と湯のみ。お茶菓子と一緒にいただけます。
グラス
瓶ビールについてくるような小さなグラスは、ロック氷が入らないんですよね。特に、焼酎を飲む人にとっては不便です。
でもこのグラスなら安心。ロビーには製氷機もあったので美味しいお酒が飲めますよ。
クローゼット
クローゼットには木製のしっかりとしたハンガーがありました。寒い時ように予備の布団まで!
浴衣はサイズが揃っている
浴衣は大・中・小の3サイズ用意されているので、自分に合ったものを選べます。
落ちついたトーンの浴衣
白地にベージュのような色味の浴衣。シンプルで落ち着いた印象です。
浴衣の帯が柔らかくて快適
浴衣の帯にも注目!ある程度の幅がありしっかりと浴衣の生地を支えてくれます。柔らかくて結びやすく、快適。
レース?というのか細かな穴があいたデザインなので、通気性が良く、ムレにくいです。
ドア横の荷物置き場
ドアを開けたとき、右手に棚があります。ここに旅行バッグやお土産を置いておけば、お部屋の中がスッキリします。下のスペースに靴を置いておくこともできます。旅行には両手があくショルダーバッグが便利。着替えはボストンバッグに入れてきました。旅行用のバッグは汚れたりしても良いようにプチプラのものを使用しています。
お部屋の様子を動画でご覧になりたい方はこちら↓
お風呂の様子
こちらは、本格ドーム型ローマ風大浴場!昭和13年創業当時から続くモダンスタイル。「おもひでぽろぽろ」に出てきたような、広くて古き良き時代を感じるような風呂でした。お湯は食塩泉です。
小浴場には、硫黄泉、鉄泉がありました。
庭園露天風呂
美しい庭園を眺めながら感じる滝の流れる音。自然を感じながらリラックスできました。お風呂は、硫黄泉の岩風呂と、食塩泉の檜風呂の2種類です。
時間制で入れ替わるお風呂
2種類の浴場があるので、朝夕で男湯・女湯の入れ替えがあります。バージョン違いのお風呂に入るのも宿泊客ならではの楽しみですよね。
食事の様子
バイキング会場にて夕食をいただきました。和・洋・中の約70品あるメニューの中から好きなものを選びました。天ぷらやステーキは揚げたて・焼きたてのものをいただけますよ。
食事会場の様子
テーブルに仕切りがあるので隣の席を気にせず食事を楽しめます。食事を取りに行くときは、マスク&使い捨て手袋の着用するよう呼びかけがあり、みなさん感染対策しながら楽しまれていました。
夕食の様子
お食事メニューのほか、お酒に合うおつまみ系まで!種類が多くて味も美味しく、満足です。ビールなど飲み物は座席から注文すれば、スタッフの方がテーブルまで運んでくれます。
バイキングプレート
バイキングプレートいっぱいに取ってきてしまいました!ビールが進む!
ステーキやミニ海鮮丼もあり
ステーキも美味しかったです!小鉢に入ったミニ海鮮丼も最高!これならお腹いっぱいでも食べられます。
〆にはカレーラーメン
〆にぴったりな蕎麦やラーメンなどの麺類もありました。こちらはカレーラーメン!私は食べてないですが、美味しそうです。
朝食の様子
こちらは朝食の様子。トースターがあるのでクロワッサンをカリカリの状態にしていただきました♪そして、このトロトロのスクランブルエッグが大好きなんですよね。
また、バナナ牛乳という少し変わった牛乳があったのでチャレンジ!程よい甘さでバナナを少しとろみがあって飲みやすい。バナナシェイクに近い感じで美味しかったです。
ホテル内の様子
高級感溢れる家具で揃えられた空間。広々としていて優雅な雰囲気でした。
ロビーの様子
こちらはロビーの様子。天井が高く開放感がありました。ところどころに飾られている花々も美しい。レトロな感じも残しつつ新しさも取り入れている印象。ホテル全体が和モダンスタイルなインテリアでした。
深夜にラーメンが食べられるお食事処
「お食事処 松前」は、リーズナブルな価格設定が魅力。海の幸、山の幸などの料理に地酒も味わえる食事処。夜食にぴったりなラーメン、お茶漬け、海鮮丼などもあるそうです。
また、和食を提供する「古扇亭」や洋食を味わえる「華扇( はなおうぎ)」は、記念日などの特別な日に。
温泉街をお散歩するのも楽しい!周辺施設情報
温泉街をぶらぶら歩くのも旅行気分が上がって楽しいですよね!登別温泉といえば、鬼!至るところに鬼をモチーフにしたオブジェや石像に出会えます。
祝いの宿登別グランドホテルに居る鬼
祝いの宿登別グランドホテルを出ると正面に居る青鬼。目が赤く光ります!ここは車の出入りがある場所なので、写真撮影するときは気をつけてくださいね。
温泉街のお土産屋さん
歴史を感じるお土産屋さんが連なっています。鬼や登別温泉に関するお土産のほか、木彫りやアイヌの民芸品なども購入できますよ。
のぼりべつクマ牧場もすぐ近くにあります
「の・ぼ・り・べ・つ・といえばクマ牧場!」のCMでおなじみのクマ牧場は、坂の上にあります。もちろん行ってきました!(詳細は別記事でまとめます)
ファンが多いさぎり湯
さぎり湯は、100%源泉掛け流し。水を加えることなくそのままのお湯を提供しています。お湯が濃く、硫黄の香りも強め。ほかのホテルに泊まったお客さんも、日帰りで入浴しにくることもあるそうです。
さぎり湯の「手湯」
時間がない方は、ぜひここで手湯を体験してみてください。お散歩ついでにサクッとさぎり湯のお湯を楽しめます。
登別に来たらココ!定番のフォトスポット
閻魔様と赤鬼の顔出しパネル。昔からずっとこの土地で人々を楽しませてくれています。閻魔様は、ボタンを押すとお話してくれるのですが、私が訪れた日は故障中でした。
至る所に鬼が居ます
こちらもフォトスポット!超巨大な赤鬼、青鬼は迫力満点。
湯澤神社
登別温泉の開拓者、滝本金蔵氏によって建てられて神社。境内は長く続く石段を登った先にあります。社務所では御朱印もいただけるそうですよ。
湯鬼神の九金棒
登別温泉泉源公園という広場にある、9つの金棒。時折、大きな音と湯気が上がる間欠泉を見ることができます。
9つの金棒は九星気学を元にしており、色によってご利益が異なるそうです。
こちらの公園には8つしか見当たらず、金色の金棒がありません。金色の金棒は、第一滝本館の本館地下1階に設置されています。ほかの金棒と規模が違いすぎる!機会があれば見に行ってみてください。
※金棒のご利益については、登別国際観光コンベンション協会のサイトをご確認ください
地獄谷も必見!
地獄谷は、約1万年前に噴火した活火山の火口跡です。毎分3000リットルものお湯が湧き出し、グツグツと煮えたぎっている様子を見ることができます。
いかにも鬼が住んでいそうな地獄のような様子からその名がつきました。それで登別=鬼になっていったのでしょうね。
祝いの宿登別グランドホテルは最高でした!
おもてなしの心が行き届いた客室、設備、接客。広々とした温泉に美味しい料理と、大変満足しました。コンフォートツインのお部屋は、特に女子旅におすすめ。
周辺施設も見どころいっぱい!登別温泉に宿泊する際は、ぜひ「祝いの宿登別グランドホテル」に訪れてみてくださいね。
・チェックイン/15:00
・チェックアウト/10:00
住所
〒059-0592
北海道登別市登別温泉町154
電話番号
0143-84-2425