ゴールデンカムイの世界が広がる。北海道開拓の村を散策
北海道開拓の村は、明治から昭和初期に北海道各地に存在した建造物を復元した野外美術館。開拓の村にある建物の多くは、漫画ゴールデンカムイの作中に登場するため、聖地巡礼の地としても人気です。
重要な建物を見逃さないよう、開拓の村のパンフレットに掲載されている番号を元に、市街地群・漁村群・農村群・山村群の4つのエリアに分けて整理しました。
ページ下部には一覧表もあるので、ぜひ聖地巡礼にお役立てください。(情報は随時更新します。)
開拓の村の様子を動画でご覧になりたい方はこちら↓
ゴールデンカムイの聖地巡礼|市街地群(21ヶ所)
旧札幌駅停車場(開拓の村入り口)から外に出ると、開拓の村の市街地群が広がっています。
こちらのエリアでは、杉本がにしん蕎麦を食べた蕎麦屋や札幌世界ホテルなど、名シーンに登場した建物を見学できます。
1.旧札幌停車場
ゴールデンカムイ第24巻・第28巻に登場。24巻では土方たちが金魚売りや新聞売りに変装していたシーン、28巻では、札幌駅停車場として描かれていました。
明治41年から昭和27年まで使用されていた、札幌停車場の正面外観と形状を4/5に縮小し、管理棟として再現した建物。アメリカで木造建築を取り入れていたそうで、今見てもモダンな作り。
3.旧手宮駅長官舎
ゴールデンカムイ第6巻・第8巻・第9巻に登場。第6巻では茨戸の宿場町での抗争シーンにて。江尻又助が管轄する茨戸の分署のモデルになった建物です。
江渡貝くん家の内観として使用
こちらは、第8巻で月島と二階堂が銃を構えていた部屋ですね。
江渡貝くん家の内観
こちらは第9巻の戦闘シーンで、尾形が駆け上がっていた階段だと考察している方がいました。
江渡貝くん家の外観モデルについてはコチラに記載しています
【北海道のゴールデンカムイ聖地】おすすめスポット総まとめ|金カム飯・アイヌ文化を学べる施設など24選茨戸宿場町全面抗争のシーンに登場
第6巻で土方歳三らが自宅内を土足で通過していったシーンに使われた部屋です。
明治13年(1880)幌内鉄道が誕生。北海道で初めての鉄道だった。そこに勤務する職員の官舎として建てられたもので、骨組みや上げ下げ窓などに洋式の手法が用いられている。
4.旧開拓使爾志通洋造家
ゴールデンカムイ第7巻、日高で牧場を営むエディー・ダンの家として登場。
開拓使の官舎として建設された。白いペンキで塗装された外観から、当時は「白官舎」と呼ばれていた。外観はアメリカ中西部の建築様式だが、中は畳敷きの和の様式が残されていた。
エディー・ダンのモデルとなった人物
私はエディー・ダンのモデルになった人物が、北海道開拓に大きく貢献した”エドウィン・ダン”ではないか?と考えています。エドウィン・ダンも農業に携わっており、名前もそっくり。
[エドウィン・ダンとは?]
1875年から函館や札幌に渡り、開拓使たちに農畜産の技術指導を行った人物。
真駒内に、エドウィン・ダン記念館があります。
5.旧福士家住宅
ゴールデンカムイ第3巻、第4巻、第5巻、第8巻・第11巻などにたびたび登場。土方歳三たちのアジトとして描かれています。
土方歳三が寝転んでいた椅子
縁側にある、あの椅子!第5巻で土方歳三があの椅子に寝転んでいました。
第11巻では夏太郎もこの椅子に座っていましたね。
趣のある和風の部屋
第4巻では、白石もリュウに匂いを嗅がせてこのアジトに辿り着きました。テーブルの右端によく尾形が座っていましたよね。
明治前期の洋風建築と明治後期の和風住宅が入り混ざった建物。福士成豊という人物が、明治半ばから大正11年まで住んでいた。福士成豊は、造船・通訳・気象観測・測量など広い分野で活躍。北海道開拓に貢献した人物のひとり。
6.旧松橋家住宅
ゴールデンカムイ第2巻・第8巻では第七師団の兵舎として登場しました。
鶴見中尉ファン必見
第2巻で鶴見中尉が小樽名物の花園団子を振舞っていたシーンはこのお部屋。
※床の間や和室も登場するらしいのですが今回は確認できず。また訪問したときに確かめたいと思います。
農業や土地会社経営に従事した松橋家。明治から大正・昭和の時代の都市生活者の住宅を再現しています。
7.旧有島家住宅
ゴールデンカムイ 第3巻・第8巻・10巻に登場。
第3巻・第8巻では、永倉新八が土方歳三にアジトとして提供した建物として描かれていました。(作中で描かれている家の内部は、旧福士家がモデル。)
上げ下げ窓などの洋風の様式を取り入れた住宅。日本近代文学史上の代表作家である、有島武郎が住んでいた。
8.旧浦河支庁庁舎
ゴールデンカムイ 第2巻・第6巻・7巻に登場。第6巻に登場する、「札幌世界ホテル」のモデルとなった建物です。
家永カノが登っていた階段
クリーム色とピンク色の配色がかわいいレトロな建物。この階段を登ったり降りたりして、たくさん写真撮影しました。
第7巻では、エディー・ダンの応接室として登場
オオカミの毛皮などはありませんでした。カーテンや窓、壁の感じはそのまま。奥にあるエディー・ダンが座っていた椅子は少し違って見えましたが、配置は一緒でした。
第2巻で遊女が乗っていた人力車
漫画を読み返すと、登場していたのは人力車ではなく人力橇(じんりきそり)でしたね。杉元が梅ちゃんと間違えて遊女を引き止めるシーンの雰囲気を味わえます。
マキシム機関銃でヒグマ狩り
若干カタチが違いますが、第7巻で親分がエディー・ダンを使って走らせた乗り物の雰囲気がありますね。
明治30年(1897)、北海道庁が郡区役所を廃止し支庁制度を設ける。浦河支庁が置かれるも、昭和7年(1932)日高支庁と改称された。
9.旧小樽新聞社
ゴールデンカムイ第13巻、白石が遊郭で石川啄木に聞き込み調査しているシーンで背景に描かれていた新聞社。
内部には当時の歴史を物語る機械や道具がありました
内部にはレトロな機械がたくさんありました。北海道の銘菓”千秋庵”の空き箱がかわいい!
明治27年(1894)創立。建物は、札幌軟石(溶結凝灰岩)を外壁に積み上げた構造。明治期石造建築当時は、「北海タイムス」や「函館毎日新聞」と肩を並べるほどの北海道を代表とする新聞社だった。
11.旧北海中学校
ゴールデンカムイ第23巻に登場。鶴見中尉の回想シーンとして描かれていました。
明治38年創立。前身は明治18年、札幌農学校の学生たちが中心となり設立した私立北海英語学校。こちらは明治41年から翌年にわたって建築された本館部分です。
宇佐美少年が登場した教室
宇佐美の幼少期、同級生と話していた教室です。
12.旧龍雲寺
ゴールデンカムイ第23巻に登場。土方たちが潜伏していたお寺です
お寺の内観
尾形が獲ってきたオオハクチョウをみんなで食べるシーンなど。
篠路山龍雲寺は明治19年頃、村民によって創建された浄土宗の寺。開拓期の農村の寺院建築の様式を用いて明治26年頃に新築落成した本堂。
14.旧島歌郵便局
ゴールデンカムイ第11巻・第12巻に登場。第11巻では、谷垣ニシパが電報を受け取っていた郵便局として。
第12巻では、夏太郎と第七師団の兵士が戦うシーンの背景として描かれています。
北海道せたな町の島歌という場所にあった郵便局。明治19年(1886)に設置。明治26年(1893)に畑野清治が2代目局長として就任した。
15.旧山本理髪店
ゴールデンカムイ第6巻・第9巻に登場。第6巻では茨戸で尾形が髭を剃ってもらっていたシーンとして。第9巻では、谷垣が聞き込みに入った理髪店として描かれていました。
レトロな雰囲気を感じる店内
第6巻では、土方歳三が奥の椅子で髭を剃ってもらっていました。手前の椅子には永倉新八が座っていましたね。
ちょうどこの角度!漫画と同じ
第6巻では尾形が店主と会話しながら髭を剃ってもらっているシーンとして登場。
北海道神宮裏参道沿いにあった理髪店がモデル。大正期の洋風建築で、傾斜の急な切妻屋根、玄関の雨よけアーチなど、レトロモダンな雰囲気を醸し出している。
16.旧渡辺商店
ゴールデンカムイ第16巻、サーカス団の長吉が鯉登少尉に追いかけられているシーンに登場しました。
中頓別市街に建てられた雑貨店。北海道では珍しい、建物漆喰仕上げの土蔵造。耐火・耐寒を目的とした構造。
17.旧浦河公会会堂
ゴールデンカムイ第18巻、関谷の過去を回想するシーンに登場。
アシリパが捕まっていた教会
第27・28巻で、アシリパとソフィアが捕まっていたシーンにも登場しています。
明治13年(1880)、神戸において北海道開拓会社「赤心社」が設立された。この建物は、明治27年(1894)に礼拝・集会所として建てられた。
18.旧来正旅館
ゴールデンカムイ第4巻・第9巻・第11巻・第12巻・第13巻・第20巻に登場。第4巻では、白石が聞き込みに向かった遊郭の外観として描かれています。
入り口は月形の旅館
入り口部分は、第9巻で土方歳三の一味が泊まった月形の宿として登場。第12巻・第13巻では、都丹庵士一味のアジトの外観として使用されています。
客室は、第20巻で二階堂と宇佐美が泊った登別の宿の客室として登場。
尾形の過去回想シーンに登場した部屋
第11巻で、尾形が少年時代に過ごした部屋はここがモデル。この着物、尾形少年が着ていたものでしょうか?確かこんな色柄だった記憶があります。
牛山が好きなサッポロビール
旅館に入ってすぐ左手に、牛山先生が大好きなサッポロビールが飾ってありました。(ラベルのデザインは漫画とは異なります)
東永山兵村に元屯田兵の来正策馬が、明治31年(1898)に待合所を開業。後に旅館兼待合所として宿泊や汽車の待合などに利用されていた。
19.旧三ます河本そば屋
ゴールデンカムイ第2巻、杉本がにしん蕎麦を食べたシーンとして登場。第七師団に見つかり、双子の二階堂兄弟との乱闘が始まりました。
店内の様子
中に入って蕎麦屋の厨房の様子や座敷を見学することができます。昔の食器や家の造りを見ていると、なんだか心が落ち着きます。
明治18年(1885)頃に石川県から小樽へ移住した河本徳松が、修行を積み、三ますそば屋ののれんを継いだ店。小樽市街の中心地にあり、食事や宴会の場として賑わった。
20.旧武井商店酒造部
第2巻・第3巻・第6巻・14巻に登場。側部外観は、第2巻・第3巻に登場する第七師団の兵舎として描かれています。
正面外観は茨戸のシーンに登場
正面外観は、第6巻で茨戸にある久寿田馬吉の本陣の旅館として登場しました。
フレップ本舗のモデルとなった場所
第14巻では樺太のフレップ本舗として登場しました。
明治28年(1895)頃から清酒「松の露」や「玉の川」の製造していた武井家。昭和19年(1944)酒造中止命令が出されるまで営業していた。
21.旧近藤医院
ゴールデンカムイ 第6巻・第8巻・第14巻などに度々登場。こちらの外観は、第14巻で網走監獄での乱闘後、杉元たちが治療を受けていた網走近郊の病院として描かれていました。
家永カノが休んでいた病室
第6巻で、札幌世界ホテル爆破後、家永カノが休んでいた病室として描かれていたのはこちら。
江渡貝くんの作業場
こちらは、第8巻で描かれた江渡貝剥製所の内部。江渡貝くんが鶴見中尉と剥製について話していた部屋だと思われます。
明治33年(1900)近藤清吉により、古平町に建設された病院。昭和33年(1958)まで使われていた。石造2階建の倉は、書庫及び研究室として使われていた。
23.旧武岡商店
ゴールデンカムイ第21巻、樺太/敷香の商店で日用品の買い出しをしているシーンに登場。
白石、間一髪
頭巾ちゃんが狙撃してきた場所です。
時代を感じる内装
食器や食べ物などの日用品が並ぶ店内。タイムスリップしたみたいな感覚で楽しめます。
淡路島から静内郡に移住してきた武岡家が営んでいた商店。明治15年(1882)から米穀や雑貨などを扱っていた。後に郵便局を開設するなど、商業の発展に貢献していた。
28.旧広瀬写真館
ゴールデンカムイ第13巻、北見の写真館として登場。みんなで記念写真を撮影した場所です。
谷垣ニシパがふんどし姿で写真を撮っていた場所
私も椅子に座って写真撮影したかったのですが、立ち入り禁止となっていました。
とても素敵な雰囲気でした
当時の撮影機器なども見られ、まるで映画のワンシーンのよう。とても素敵な空間でした。
大正末期から昭和33年(1958)まで岩見沢市街で営業していた写真館。外観は洋風だが、内部の造りの多くは和のテイスト。北側の屋根をシングルスラント(斜めのガラス張り)としていた。
30.旧札幌農学校寄宿舎
ゴールデンカムイ第10巻・第20巻に登場。第10巻では旭川第七師団の連隊司令部として描かれていました。
第20巻では、旭川第七師団、鯉登少尉の回想シーンとして登場しています。
建物内部は必見!
鯉登少尉登場シーンで駆け登った階段。
鈴川登場シーン
天才詐欺師”鈴川”が登場するシーンで使用された部屋。鯉登ちゃんとの薩摩弁対決をしていたお部屋です。
この廊下も登場していました
この廊下も、淀川中佐が鈴川の居る部屋へ向かう途中の描写として登場。
明治9年(1876)現在の時計台付近に開学した札幌農学校。現在の北海道大学のはじまりとなった学校です。
ゴールデンカムイの聖地巡礼|漁村群(4ヶ所)
見どころは、辺見和雄が潜伏していたにしん番屋。外観も内観も本当に素晴らしくて感動しました。
32.旧土谷家はねだし
ゴールデンカムイ第22巻に登場。アシリパが杉本の傷の手当てをしているシーンとして描かれています。
鰊漁を営む家にあった倉。海側へ跳ね出す形で建てられている。当時は、漁具、漁獲物、魚粕・身欠鰊・数の子などの加工品を収納するために使用されていた
33.旧青山家漁家住宅
ゴールデンカムイ第4巻・第5巻・第6巻・第11巻に登場。内観は、第4巻・第5巻では辺見和雄が小樽でヤン衆として生活していた番屋として。また、内観・外観共に、6巻で日泥親子の番屋としても描かれています。
ヤン衆の番屋として登場
こちらは、第4巻・第5巻では辺見和雄が小樽でヤン衆として生活していた番屋です。杉本とアシリパさんにニシン漬けと白米を振る舞い、ヒンナヒンナした場所。
尾形の回想シーンとして登場
花沢中将(尾形の父親)の自宅として描かれていた部屋です。この部屋で花沢中将は…。衝撃的なシーンでした。
茨戸宿場町全面抗争のシーン
日泥一家の住まいとして登場。提灯や家紋入りの箱もそのまま描かれていました。
辺見和雄のにしん漁グッズ
第5巻に登場する辺見和雄や作中に登場するヤン衆がにしん漁で背負っていたモッコもたくさんありました。
にしん漁に使用されていた道具たち
にしん漁に使用する道具も展示してありました。さすがに玉切り包丁はなかったです。22巻などに登場する米蔵もあるそうですが、スルーしてしまいました。皆さんは探してみてくださいね!
安政6年(1859)、小樽沿岸を中心に鰊建網などを経営した漁家。鰊漁場の建物が、集約的に保存されている場所は数少なく、貴重な建物。
にしん番屋のモデルは小樽にもあり
辺見和雄の親方が暮らしていた番屋は小樽にあります。興味があればリンクの記事もご覧ください。
小樽市鰊御殿はゴールデンカムイの聖地!見どころや絶景スポットを教えます 小樽貴賓館(旧青山別邸)は花の名所&ゴールデンカムイの聖地!開花情報や見どころまとめ34.廊下
ゴールデンカムイ第5巻・第6巻。茨戸の日泥親子宅の物置として登場。
逃走シーンに登場
こちらは、第22巻で杉本とアシリパが第7師団に追われるシーンに登場していました。
陸揚げしたニシンを一時収蔵するための場所。壁の落とし板構造は、「ニシンつぶし」と称した加工作業がしやすいよう工夫されていた。
35.旧秋山家漁家住宅
ゴールデンカムイ第3巻・第11巻・24巻に登場。
第3巻では、渋川善次郎やその手下たちが潜伏していた建物として。
第11巻では、尾形百之助の回想シーン・第24巻では、杉本の回想シーンとして登場。
回想シーン1.
第11巻で尾形の実家の居間として描かれていた部屋。そして24巻では、杉本の回想シーンに出てくる実家の居間にも見えます。
回想シーン2.
尾形の母親があんこう鍋を作っていた台所。
秋田県男鹿半島から明治末期に移住した秋山嘉七の住宅。建物は、洋風の棟飾りをもつ、「ヨツヤ」と呼ばれる寄棟造り。ニシン刺網漁のほか磯廻り漁などで成功し、三代に渡り暮らしていた。
ゴールデンカムイの聖地巡礼|農村群(8ヶ所)
キロランケが騎手になって活躍した競馬場の馬小屋やラッコ鍋を食べた番屋など。このエリアは、ほぼ未訪問なので時間は農村群を中心にリベンジします!
36.旧山本消防組番屋
ゴールデンカムイ第6巻・25巻で、尾形が登っていたやぐらとして登場。
大正8年(1919)頃からの地区の自衛団を前身とし、後に山本消防組となった。当時は、道内農漁村の小規模な消防組織に多く見られた。
38.旧ソーケシュマベツ駅逓所
ゴールデンカムイ 第7巻・第12巻に登場。
競馬場の馬小屋
第7巻では、苫小牧の競馬場シーンで登場。第12巻では土方歳三の隠れ家としても登場しています。
烈風が居た厩舎
キロランケが乗った馬、烈風が居た厩舎。馬好きのキロランケが、烈風を撫でながら声をかけていましたね。
千代子さんのお家
日泥の妾だった千代子さんの家もありました。
喜茂別村と現在の大滝村の中間地点で、営業していた官設駅逓所。明治・大正・昭和にかけて、荷物の搬送や郵便・宿泊などのを担っていた。
39.旧田村家北誠館蚕種製造所
ゴールデンカムイ第18巻で、土方歳三や門倉が登場した阿寒湖の養蚕農家として描かれています。
種繭雌雄鑑別器
建物内には、「種繭雌雄鑑別器」も展示してありました!門倉の強運っぷりがすごい笑
浦臼村養蚕伝習所教師である田村忠誠が、明治34年(1901)から同38年にかけて建築した建物。蚕種の製造販売を行うかたわら、多くの養蚕技術者を養成した。
41.旧納内屯田兵屋
ゴールデンカムイ第2巻・8巻に登場。外観は8巻、谷垣の回想に出てくる屯田兵官舎として描かれています。
白石が潜伏していた場所
内観は、第2巻でアシリパが杉元を探すためにレタラに靴下の匂いを嗅がせてたどり着いた場所として登場。
家族とともに兵村で暮し、北辺の警備と農業開拓に従事した屯田兵。屯田兵制度は明治8年(1875)に始まった。納内には明治28・29年に入地した。
43.旧信濃神社
ゴールデンカムイ第25巻。杉本の回想シーンで登場。梅ちゃんの背景として描かれていました。
旧所在地は、長野県諏訪地方。信州開墾地と呼ばれ、当初は小祠を祭っていました。開拓に成功し神社を建立するにあたって信濃神社と命名された神社。間口が2本の柱で構成される、「一間社流造」という様式で建設されている。
しました。
46.旧樋口家農家住宅
ゴールデンカムイ第12巻・第16巻に登場。第12巻では、バッタの大群から逃げて避難した番屋として。ラッコ鍋を食べた場所です。
第16巻では、釧路のコタンにあるアイヌ民族の家として登場しました。
内観も登場
みんなでラッコ鍋を囲んだ場所です。
明治26年(1893)に入植し5年目に建てられた樋口家住宅。富山出身である樋口氏は、棟梁に郷里の建築様式であるワクノウチ造りを取り入れルよう依頼。材料は近くの原始林から切り出して作った。
47.旧小川家酪農畜舎
ゴールデンカムイ第7巻、日高で牧場を経営するエディー・ダンの畜舎として登場。
札幌農学校出身の小川三策が、大正末期に建てた畜舎。19世紀ごろアメリカで発達したバルーンフレーム構造。軟石サイロはのちに厚別の農家から譲り受けて移築したもの。
48.旧菊田家農家住宅
ゴールデンカムイ第7巻、エディー・ダンの依頼でヒグマ退治に出かけた際に、赤毛のヒグマから逃げた場所として登場。
内観も登場
ひぐまに襲われ、緊張と衝撃的なシーンの連続!そしてこの階段は…。
丁半勝負に登場
照明と被ってしまいましたが、この時計のあるお部屋も出てきましたよね。仲沢&親分と丁半勝負したシーン。
野幌原野開拓に携わった者たちの住居として建てられたもの。その多くは潟県魚沼郡出身者だった。後に菊田常吉が買い受けて移築した。
ゴールデンカムイの聖地巡礼|山村群(1ヶ所)
アップダウンの激しい道。階段も急でした。スニーカーなど歩きやすい格好で散策しましょう。
51.旧平造材部飯場
ゴールデンカムイ第21巻、土方歳三たちが潜伏していた山小屋。
内部も描かれていました
有古が刺青人皮を渡していたシーンに登場。
大正後期、下川村奥名寄の御料林内に建てられた造材飯場。当時、伐木・造材に携わった「山子」と呼ばれた者や、集・運材作業に従事した「藪出」と呼ばれるものが生活していた。
金カム飯が味わえる!開拓の村食堂
開拓の村の入り口から入ってすぐ右手にある開拓の村食堂。屯田兵定食やヤン衆定食など開拓の村らしいメニューもありました。
杉元が小樽で食べたにしん蕎麦
ここに来たら食べたいのは、やっぱりにしん蕎麦!
にしんの甘露煮は杉元が言っていたように柔らかくて美味でした。
麺の太さにびっくり!
麺がこんなに太い!コシがなく、うどんのような食感でした。当時の蕎麦はこんな感じだったのでしょうか。つゆは関東風の濃口で漫画の通り!満足しました。
開拓の村巡りのワンポイントアドバイス
旧札幌駅停車場で全体MAPをゲットしよう
開拓の村への出入り口となっている、旧札幌駅停車場。チケット売り場横に施設内のMAPが描かれたパンフレットがあります。
聖地巡礼用のコーナー
旧札幌駅停車場にある、お土産コーナーの奥には、ゴールデンカムイの聖地がまとめられたマップがあります。
旧札幌駅停車場にあるサイン色紙も必見
野田サトル先生や声優さんたちのサイン色紙が展示してありました。ファン必見ですね。
アシリパと杉元のパネルもチェック
アシリパと杉元のパネルも飾ってありました。こちらもフォトスポットですね。
1日で全部の施設を巡るのは難しいかも
開拓の村の敷地は、なんと54.2haもあるんです。広大な敷地に点在する建物を1日で見学するのは難しいかもしれません。
私も後日、再訪問してこの記事を更新します。
ゴールデンカムイの作中に登場する建物一覧表
ゴールデンカムイ聖地巡礼|市街地群(21ヶ所)
第七師団の拠点(10巻)
エディー・ダンの応接室(7巻)
夏太郎を尾行していた兵士が電報を送ろうとした郵便局(第12巻)
月形で土方歳三の一味が泊まった宿(第9巻)
都丹庵士一味のアジト(第12巻・第13巻)
二階堂と宇佐美が泊った登別の宿の客室(第20巻)
尾形の回想シーン(第11巻)
茨戸にある久寿田馬吉の本陣の旅館(第6巻)
フレップ本舗(第14巻)
豊原(ユジノサハリンスク)のシーン(第16巻)
狙撃手と杉本の格闘シーン(第21巻)
江渡貝剥製所。鶴見中尉と江渡貝くんが剥製について話していた部屋(第8巻)
網走近郊の病院(第14巻)
旭川第七師団、鯉登少尉の回想シーン(第20巻)
ゴールデンカムイ聖地巡礼|漁村群(4ヶ所)
5巻)
尾形百之助の回想シーンとして登場(第11巻)
尾形百之助の回想シーン(第11巻)
ゴールデンカムイ聖地巡礼|農村群(8ヶ所)
土方歳三の隠れ家(第12巻)
釧路のコタンにあるアイヌ民族の家(第16巻)
ゴールデンカムイ聖地巡礼|山村群(1ヶ所)
北海道開拓の村のアクセス&詳細情報
■4月1日~4月30日
午前9時~午後4時30分(入村は午後4時まで)
休館:毎週月曜日(祝日、振替休日の場合は翌日が休館)
■5月1日~9月30日
午前9時~午後5時(入村は午後4時30分まで)
無 休
■10月1日~3月31日
午前9時~午後4時30分(入村は午後4時まで)
休館:毎週月曜日(祝日、振替休日の場合は翌日が休村)、年末年始(12月29日~1月3日)
※2021年2月8日(月曜)は臨時開館
アクセス
■車の場合
・札幌駅周辺から出発する場合
北一条通より国道12号線を江別方向(約40分)
・新千歳空港から出発する場合
道央自動車道「札幌南IC」より国道12号を江別方向(約15分)
・小樽方面から出発する場合
札樽自動車道「大谷地IC」より国道12号を江別方向(約15分)
・旭川方面から出発する場合
道央自動車道「江別西IC」より国道12号を札幌方向(約20分)
■バスの場合
新札幌バスターミナル北レーン10番乗り場
JR北海道バス【新22「開拓の村」】行に乗車し終点で下車
・バス乗車時間(約20分)
・バス乗車料金(大人210円)
住所
〒004-0006 札幌市厚別区厚別町小野幌50番1
電話番号
011-898-2692
[…] おしゃまち歩き【ゴールデンカムイの聖地巡礼/北海道開拓の村編】全19箇所完全ガイド(一覧表も…https://osyamachi.com/?p=1799北海道の開拓の村は、作者の野田サトル先生が「ゴールデンカ […]