オホーツク流氷館は、流氷とオホーツク海の生き物をテーマにした施設。映像や体験を交えてオホーツクの自然を満喫できます。
また、オホーツク流氷館には写真映えするフォトスポットがたくさんありました。見所やお土産などの情報も合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
バスでオホーツク流氷館を目指します
オホーツク流氷館は、天都山の山頂にあります。JR網走駅からバスで約15分で到着。市内観光施設めぐり線に乗車し、「天都山」で下車してください。
車で訪れる場合は、JR網走駅から約10分程で到着。タクシー料金は、夏は約1600円・冬は1900円くらいかかります。
雪の中に佇むオホーツク流氷館
オホーツク流氷館は、地下1階から3階までの縦長の施設です。2月の中旬に訪れたため、あたり一面が美しい冬景色でした。
バスに乗っているとき、運転手さんが度々バスを停めてタイヤの雪を払っていました。タイヤにつまるほど雪が降っていたんですね。
網走でよく見かける「ニポポ」を発見
オホーツク流氷館の前に巨大なニポポを発見!館内に入る前にフォトスポットがあり、テンションが上がりました。
網走市には、至る所にニポポが居ます。例えば、網走刑務所前の網走川や網走駅前の街灯など。さまざまな場所から街を見守っています。網走のニポポを探す旅もおもしろそうですね!
ニポポとは?
北海道の先住民族、アイヌの郷土玩具。アイヌ語で”小さな木の子供”や”人形”という意味を持っています。縦長の木に顔が彫られており、胴は八角形のこけしのような形をしています。
オホーツク流氷館の見所①
幻想的な階段と海の生き物の展示
オホーツク流氷館の1階で受付をしたら、まずは階段を下り、地下1階の展示を鑑賞します。バリアフリーの施設なのでエレベーターで移動することもできます。
青々と光る幻想的な階段
突き当たりの壁には、青くゆらゆらと光る海のような映像が映し出されています。左に曲がると階段があり、青々とした光に包まれます。まるで海の中に居るみたい。
海の生き物や流氷ができる仕組みが学べる展示
地下1階には海の中に住む生き物を展示した水族館のようなスペースや、クリオネの捕食シーンを撮影した珍しい映像、流氷ができる仕組みが学べる展示など見所がいっぱい。
流氷幻想シアターや、流氷体感テラスなど体験スペースも充実しています。
流氷の天使「クリオネ」
クリオネは、成長すると完全に貝殻がなくなる巻貝の仲間。透明な体に生えた小さな翼足をパタパタと動かしながら泳ぎます。その愛らしい姿から、流氷の天使・氷の妖精とも呼ばれています。
青く光る水槽の中で優雅に泳ぐ姿を間近で観察できますよ。
ぷくぷくしていて可愛い「フウセンウオ」
フウセンウオはダンゴウオの仲間で、オホーツク海や日本海などの冷たい海に生息する生き物。昼間は貝殻や岩などにくっついてほとんど動かずに過ごし、夜になると餌を求めて動き出します。
オレンジや黄色、白など綺麗な色のフウセンウオが展示してありました。
カメラ目線の「フサギンポ」
フサギンポは、北海道などの寒冷な海域に住む海水魚。岩礁域や内湾に生息し、岩や海藻の間に隠れて暮らす生き物です。口がたらこ唇でユニークな顔をしていますね!
オホーツク流氷館の見所②
タオルが凍る!マイナス15℃の世界を体感できる流氷体感テラス
マイナス15℃の世界を体感できる、流氷体感テラス。防寒着や凍らせるためのタオルをレンタルできます。
展示してあるのはなんと本物の流氷!
流氷体感テラスに展示してある流氷は、なんと本物の流氷なんです。しかもその重量はなんと100t。流氷が描かれた背景をバックに、存在感を放っています。
ブルーとグリーンのライトアップも美しい。神秘的な流氷の世界を表現している素晴らしい空間です。
独特な表情のゴマフアザラシ
流氷の上で微笑むゴマフアザラシ。どこか切なさも感じるなんとも言えない表情をしています。流氷砕氷船に乗車したときには動物に会えなかったので、嬉しかったです。
遠くを見据えるキツネ
流氷の上にキツネ!あり得ないと思いましたが、稀にキツネが獲物を求めて流氷を歩くこともあるようです。自然を生き抜くための力強さを感じますね。
マイナス15℃でタオルが凍る
真冬の寒冷地で濡れたタオルを振り回すと、タオルが凍ってしまうのは知っていますか?流氷体感では、実際にその体験ができるんです。
その名も”しばれ実験”。ぜひ、タオルを振り回して凍らせてみてください。
オホーツク流氷館の見所③
ダイナミックな流氷が目の前に!プロジェクションマッピング&シアター
壁一面に流氷を模った立体的なスクリーンに映し出される、北海道内最大級のプロジェクションマッピング。クリオネやアザラシが登場する楽しいアニメーションで楽しませてくれます。こちらは撮影OKなので動画も撮影しました。
流氷幻想シアターは、撮影NG。正面と左右上下、5面に展開する400インチのスクリーンに映し出される映像は圧巻です。流氷や海の中、空、流氷に集まる動物たちなど、オホーツク海のリアルな日常を見せてくれました。
オホーツク流氷館の見所④
360度の大パノラマ。網走市が一望できる展望テラス
標高207mから見下ろす、360度の大パノラマ。晴れていれば、網走湖、能取湖、濤沸湖、藻琴湖などの湖、知床連山、阿寒の山並みを見渡せます。レストランがあるので食事を楽しむこともできますよ。
国の文化財「名勝」に指定された景色
名勝とは、日本の文化財の種類のひとつ。芸術上または観賞上価値が高い土地を国の文化財に指定し、名勝と呼びます。もっと晴れていたら素敵な景色が見られたのでしょうね。いつかリベンジします!
オホーツク流氷館の見所⑤網走の四季が楽しめる大型パネル
1階にある観光情報コーナーには、網走の景色が楽しめる大型パネルが設置されています。このパネルをバックに写真撮影すれば、素敵な思い出になりそう。
オホーツク流氷館限定の流氷ソフトクリーム
1Fにあるカフェ・ド・クリオネでは、オホーツク流氷館限定の流氷ソフトクリームを販売しています。味は、塩キャラメル味。なんと塩はオホーツク海ものを使用しているんです!
塩の青色は海藻由来の天然色素で着色したもの。オホーツクの恵みをいただける、ここでしか味わえないスイーツです。
オホーツク流氷館のお土産
オホーツク流氷館のミュージアムショップには、流氷や網走をモチーフにしたお土産のほか、北海道の名産品が揃っています。
オホーツク流氷館限定!流氷ドロップ
やっぱりここでしか買えない限定品は買ってしまいますね。この流氷ドロップにもオホーツク海の塩が使用されています。クリオネのパッケージも可愛くてお土産にぴったりです。
道東地区限定!流氷王国クリオネグミ
レトロなタッチで描かれたクリオネのパッケージに惹かれました。一緒に旅行した友達は食べたことがあったようで「これ美味しいよ!」とおすすめしてくれました。道東地区限定というのもそそります。
グミもクリオネの形をしています
開けてみると、なんとグミの形までクリオネ!味は青リンゴのようなフルーティーな味なんだそうです。とても美味しいと絶賛しておりました。(私はグミが食べられないので感想を聞きました)
オホーツク流氷館のフォトスポットまとめ
オホーツク流氷館のフォトスポット②オホーツク流氷館の階段
オホーツク流氷館のフォトスポット③流氷体感テラスの流氷
オホーツク流氷館のフォトスポット④展望テラスの景色
オホーツク流氷館のフォトスポット⑤1階/観光情報コーナー大型パネルの景色
オホーツク流氷館のフォトスポット⑥カフェデクリオネの流氷ソフトクリーム
オホーツク流氷は、流氷や海の生き物に少し近づける施設。体感型のスペースもあり、楽しんで見学できました。2015年にリニューアルしたとのことで、館内はとても綺麗。シアターやプロジェクションマッピングなどの最新技術で私たちを楽しませてくれます。
網走に訪れた際は、ぜひオホーツク流氷館に足を運んで見てください。
オホーツク流氷館のアクセスなど詳細情報
オホーツク流氷館の所要時間
所要時間は、1時間あれば十分。30分〜40分あれば全てのコーナーを見学できるでしょう。お土産をじっくり選んで少し休憩するなら1時間くらい時間をとってください。
ロッカーについて
ロッカーはありますが、キャリーケースなどの大きな手荷物は入りません。もしそのような荷物がある場合は受付で預かってくれるそうです。
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・5月~10月|8:30~18:00(最終入館17:30)
・11月~4月|9:00~16:30(最終入館16:00)
・12月29日~1月5日|10:00~15:00(最終入館14:30)
定休日
定休日なし
入場料
・大人|770円
・高校生|660円
・小中学生|550円
※団体割引あり
駐車場
・乗用車|150台
・バス|50台
その他
・バリアフリー施設
・授乳室あり
・ロッカーあり
住所
〒093-0044
北海道網走市天都山244番地の3
・JR網走駅から車で約10分
・JR網走駅からバスで約15分
(網走バス「市内観光施設めぐり」に乗車し天都山で下車)
電話番号
0152-43-5951