小樽貴賓館(旧青山別邸)は花の名所&ゴールデンカムイの聖地!開花情報や見どころまとめ

豪華絢爛!和モダンな美術豪邸と美しく咲き誇る季節の花々

にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)は、明治〜大正の時代に鰊漁で栄華を極めた青山家の住まい”旧青山別邸”を見学できるスポット。

また、牡丹や芍薬、紫陽花などの季節の花々を楽しめる、花の名所としても有名です。

小樽市鰊御殿と間違えやすいので注意!

小樽には、”にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)”以外にも、”小樽市鰊御殿”という建物があります。

小樽貴賓館は、牡丹や芍薬などの花々や庭園、豪華なお屋敷がある場所で、小樽市鰊御殿は、鰊漁の漁師(ヤン衆)と親方の家族たちが暮らしていた番屋です。

名称が似ており、どちらも祝津にあります。特にカーナビを設定するときは住所をよく確認しましょう。

優雅に続く塀も美しい

駐車場から貴賓館に向かって歩くと、旧青山別邸を囲む塀が現れます。綺麗に整えられた紅葉や松の木との相性も抜群で、とても美しかったです。

有形文化財|旧青山別邸

明治・大正にかけて鰊漁で財を成した青山家。三代目の政恵が17歳の時に、山形県酒田市にある本間邸に魅せられ、大正六年から六年半ほどかけて建設したのが旧青山別邸です。

白檀を使った床の間、日本画家が描いたふすまなど、贅沢に建設された大豪邸。日本情緒と和モダンな雰囲気を感じられる美しい建物です。

館内は撮影禁止となっており、入館料がかかります。

旧青山別邸の入館料

■大人(中学生以上)1,100円
■子供(小学生)550円
■団体割引(10名以上)990円
■修学旅行
中学生以上:550円
小学生:330円

屋根の上に恵比寿さまを発見

飾り瓦にいらっしゃったのは恵比寿さま!優しそうな笑顔に癒されます。

参拝できる場所もあります

敷地内にある”開運の釜”には参拝できるスペースもありました。近くで見るとさらに癒されます。

小樽貴賓館の敷地内に咲く季節の花々

「立てば芍薬座れば牡丹」と言われているように、牡丹と芍薬はとても似ていて見分けるのが難しい!

調べたところ、葉の形で判断するんだそうです。葉がギザギザしていてるものが牡丹で、ギザギザがないものが芍薬。勉強になりました。

香りも楽しめる芍薬

私が訪れた時期は、ちょうど芍薬が見頃でした。風がそよぐたびに優しい香りが広がり、うっとり。

芍薬を英語に訳すとpeony(ピオニー)ですね。香水やボディミルクなどのにも使われている、甘くて上品な香りです。

色とりどりの紫陽花

こちらは、紫陽花のシーズンに撮影した写真です。小樽貴賓館正面玄関横には、あじさい園が広がっており、訪れた人々を魅了していました。

あじさい園は入場料がかかります

入場料は200円。展望デッキでは、背丈よりもはるかに高い場所に咲く、ダイナミックな紫陽花を眺めることができます。

小樽貴賓館に咲く花々の開花情報

■牡丹/5月下旬〜6月中旬頃まで
■芍薬/6月中旬〜7月初旬頃まで
■紫陽花/7月〜8月頃まで

開花状況は、気温や天候に左右されるため、事前に確認した方が良いでしょう。小樽貴賓館のスタッフブログや開花状況専用ダイヤルで確認できるので、下記をご参照ください。

開花状況や見頃の問い合わせ先

■開花状況専用ダイヤル
0134-61-7007

■スタッフブログ
参考 小樽貴賓館スタッフブログにしん御殿 小樽貴賓館 旧青山別邸

小樽貴賓館でひと休み

貴賓館の入場料は無料。館内には、食事やデザートを楽しめるレストランや、お土産コーナーがあります。

靴を脱いで入場するため、マナーとして素足の方は靴下を持っていった方が良いでしょう。

見上げると美しい天井画

北海道ゆかりの日本画家によって描かれた、138枚の天井画は圧巻!四季折々の美しい花々の絵が、シャンデリアの光に優しく包まれていました。

江戸時代に描かれた日本画と琴の展示

”四季花鳥図”というタイトルの日本画。江戸中期の画家、進藤尚郁さんの作品です。色使いや佇まいが美しいですね。

小樽貴賓館(旧青山別邸)/ゴールデンカムイ目線での解説

小樽貴賓館は、明治末期の北海道・樺太を舞台にした漫画”ゴールデンカムイ”の聖地としても愛されています。ここからは、ファン目線で作中に登場する建物や食べ物をご紹介します。

鶴見中尉がピアノを弾いていたシーン

旧青山別邸は、ゴールデンカムイで辺見和雄の親方が暮らす番屋として描かれていました。この画像はほぼ漫画に登場するカットですね。

建物内には、アシリパさんが驚いた「陶器製のお便所」もあります。なお、辺見和雄が杉元を連れて向かっている番屋の外観は、小樽市鰊御殿が用いられています。

[旧青山別邸/外観の登場シーン]
ゴールデンカムイ:第5巻

ここで味わえる金カム飯は「にしん蕎麦」

レストランでは、私は蕎麦とにしんの押し寿司セットを頼んでしまいましたが……。杉本が食べていた”にしん蕎麦”もあります。「クチのなかでほろほろとくずれるこのニシンの甘露煮」をぜひご賞味ください!

[にしん蕎麦の登場シーン]
ゴールデンカムイ:第2巻

デルビル磁石式壁掛電話機に似たものもありました

杉本と鈴川が、変装して第七師団の兵舎に潜入。鶴見中尉が電話で部下に指示を出していたシーンに登場する電話機のモデルだと思います。

交換手:「申します申します。市内ですか?市外ですか?」

鶴見中尉:「市外です。旭川の第七師団27聯隊司令部に」

[デルビル磁石式壁掛電話機の登場シーン]
ゴールデンカムイ:第10巻

にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)のお土産情報

小樽貴賓館のお土産コーナーは、鰊をはじめとした海産物やお菓子、雑貨が充実しています。そんな中、目が合った瞬間に心を掴まれたのはこの”こぐま”です。

福司酒造さんのポンエペレ

ポンエペレは、アイヌ語で”こぐま”という意味。こぐまをモチーフにした陶器の入れ物に、淡麗辛口の日本酒が入っています。

飲み口は甘辛くてまろやか。とても飲みやすかったです。

首から上の部分がお猪口になっています

計算されたデザインにまた心を掴まれました!もちろんテーブルの上に置いても安定するので、お猪口として問題なく使用できます。

北海道らしくて、とてもかわいい”ポンエペレ”。私のお気に入りです。


大人の女性に喜ばれそうな「かおり抄」

香りが楽しめる「抄」のほか、和を感じるお土産もたくさんありました。

日本の花が描かれた「色絵ろうそく」

描かれているのは彼岸花と藤の花でしょうか。使うのがもったいないくらい美しいですね。

季節の花と美しい美術豪邸に癒されるスポット

にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)は、四季折々の花と美術豪邸が楽しめる上に、お土産も充実!ゴールデンカムイファンにとっても堪らないスポットです。

小樽市街だけではなく、ぜひこちらにも足を運んでみてください。

にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)の動画はこちら


にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)の詳細&アクセス
営業時間
■旧青山別邸
4月~10月/9:00~17:00
11月~3月/9:00~16:00
■レストラン
4月~10月/10:00~17:00
11月~3月/10:00~16:00
定休日
■旧青山別邸
1月1日~1月7日
■レストラン
12月26日~1月7日
住所
北海道小樽市祝津3丁目63
■車の場合
JR小樽駅、小樽運河より約10分
札幌方面より札樽自動車道でお越しの場合は小樽出口より祝津方面へ約15分。道路標識案内「小樽水族館」方面
■バスの場合
JR小樽駅から中央バス「小樽水族館」行きに乗車約20分
「祝津3丁目」で下車徒歩5分
電話番号
0134-24-0024





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