冬の網走旅行で注意すべきこと(服装・お店・お土産について)
冬の網走観光を楽しむために、準備しておいた方が良いこと、知っておいた方が良いことをまとめました。
服装について
外は寒いですが、JRやバスなどの公共交通機関は暖房が効いてます。網走に限らず、冬の北海道観光はアウターは暖かく、洋服は状況によって脱ぎ着できる温度調節可能な服装が基本です。
足元は、スノトレがベター。雪の下に氷が潜んでいる場合もあるのでヒール付きのブーツは危険です。
そして、ご注意いただきたいのがムートンブーツ。暖かそうですが、実は意外と滑るんです。また、長時間歩くと雪が染み混んでくるので足が冷えてしまいます。
やはり、北海道観光には滑り止めがついていて防水加工が施されたスノトレが最強なのです。
一番寒かったのは「流氷砕氷船」ではなく「網走監獄」
流氷砕氷船に乗車した日はとても天気が良く、風も強くなかったのでそれほど寒さを感じませんでした。また、寒くなったらすぐに船内で暖まれるので快適でした。
それよりも、寒かったのは網走監獄!広大な敷地にいくつもの施設が独立しており、徒歩で巡るため寒さを感じやすかったです。
しかも、網走監獄散策マップの④庁舎と⑬監獄歴史館、物産館以外はNO暖房。網走監獄こそ、防寒対策を万全にして観光してください。
網走観光であった方が良い持ち物
網走観光ではバスを利用しました。また、各観光地で買ったお土産は行く先々でロッカーを利用。(お土産は大量に買うタイプ)
実際に体験してみて、あった方が良いと感じたものについてご紹介します。
バスの時刻表
スケジュール管理が必須というお話をしましたが、バス時刻は旅の運命を左右する大切な情報です。
時刻表をコピーする、バス時刻を記入した工程表を作る、時刻表のページをブックマークしておくなど、すぐに確認できるようにしておきましょう。
小銭
バスとロッカーに使います。特に100円玉はたくさん必要です。網走駅前のニッポンレンタカーで両替ができるとの事でしたが、職員さんは不在。
準備していた小銭が尽きてしまった為、結局バスの中で両替することに。利便性も考慮すると、バスは現金よりもフリーパスを購入した方が良いと思います。
網走市内でロッカーがある場所
網走市内でロッカーがある場所は、JR網走駅・網走バスターミナル・道の駅 流氷街道網走・博物館 網走監獄・オホーツク流氷館。オホーツク流氷館のロッカーは小さいのでキャリーケースなどの大きな荷物は入りませんが、受付に持って行くと預かってくれます。
私たちは3人で網走観光をしたのですが、なぜかそれぞれ個人で小さいロッカーに荷物を入れていました。帰るときに気が付いたんです。「大きいロッカーにまとめて入れた方がお得じゃない?」って。まあ、これも良き思い出となりました。
網走の飲屋街、コンビニなど
網走駅はとても小さいです。待合室と駅弁屋さんしかありません。コンビニもありません。
夜は居酒屋さんで食事する予定で事前にリサーチしていましたが、駅前にはホテルばかり……。
繁華街は網走駅から少し離れた場所にある
網走駅を背にして右手に進むと網走ビール館という焼肉屋さんがありました。
繁華街はもっともっと右手に進んで南3~5条というエリアにあります。網走駅からタクシーに乗車して5分ほどで到着しました。
網走駅にはコンビニ・お土産屋さんがない
お土産は観光地で少し買って、あとは駅で買おうと思っていました。が、網走駅にはお土産は売っていません。※事前にリサーチしておいて良かった!
お土産は、道の駅 流氷街道網走(流氷砕氷船おーろら号乗り場)や、各観光施設で購入しましょう。
また、駅にコンビニがないので、宿泊先の近くにコンビニがあるか確認しておいた方が良いでしょう。※飲み物やおやつの調達のため
ちなみに、私たちは居酒屋さんからタクシーに乗車し、コンビニを経由してホテルに戻りました。
網走市のバスについて
公共交通機関を使って網走市内を移動する場合は、網走バスを利用します。(網走市に地下鉄はありません)
網走で有名な観光施設に行くなら、網走バス『市内観光施設めぐり』線を利用すればOK。以下、バス停やバス料金、注意点などスムーズに旅行を楽しむための情報をまとめました。
網走バス『市内観光施設めぐり』線で行ける網走の観光名所
・博物館網走監獄
・天都山(流氷館)
・北方民族博物館
網走駅発バス乗り場
画像出典元:網走バス株式会社
乗り場を覚えるのはとても簡単。「道の駅 流氷砕氷船(おーろら号乗り場)」に行くなら、乗り場①(網走駅前)から、斜里・小清水方面へ。
そのほか、「博物館網走監獄」「オホーツク流氷館」「北方民族博物館 」に行くなら、乗り場②(網走駅を背にして左へ。すき家の前にあるバス停)から、北見・美幌方面方向に進むバスに乗車してください。
【網走監獄へ行く方は要注意】間違えやすいバス停があります!
間違えやすいのが、「刑務所前」という停留所。ここは、現在本当に囚人が収監されている刑務所となり、網走監獄ではありません。網走監獄は「博物館網走監獄」という停留所。天都山の上の方にあります。
「天都山入口」の次の停留所と覚えておくと良いですよ。くれぐれも途中で降りないようにご注意ください。
停留所や時刻を確認できる「ノルパス」があれば安心
画像出典元:網走バス株式会社
行先からバスの停留所、時刻、ルートが確認できる「ノルパス」。網走駅バスターミナルで無料配布しています。PDFデータをダウンロードすることもできるので、旅行前に準備しておくのも良いでしょう。
「Suica」や「PASMO」などの電子マネーは使用不可
網走バスでは電子マネーが使えないので、現金(バス車内での両替は1,000円札から)もしくは1Dayパス、フリーパスなどを購入する必要があります。
バス料金と乗り放題乗車券(1Dayパス・あばしりフリーパス)を比較
現金と乗り放題乗車券(1Dayパス・あばしりフリーパス)では、どちらがお得なのでしょうか?
バス料金やフリーパスの金額、購入場所など詳細を調べてみました。
網走駅から各観光地へのバス料金
・網走駅→博物館網走監獄 片道240円(所要時間10〜13分程度)
・網走駅→天都山(流氷館)片道340円(所要時間12〜15分程度)
・網走駅→北方民族博物館 片道370円(所要時間13〜18分程度)
「1Dayパス」の料金
「1Dayパス」は、網走バスの「観光施設めぐり線」のみ有効。乗車日1日限り乗り降り自由のフリーパスです。
オホーツク流氷館のソフトクリームが割引になるほか、博物館網走監獄、北方民族博物館の入場料金も割引になる特典も付いています。
・大人800円
・小人400円
【発売箇所】
・網走バスターミナル
・道の駅観光案内所
・網走駅観光案内所
・東横インオホーツク網走駅前
「あばしりフリーパス」の料金
市内観光施設めぐり線のほか、女満別空港線など網走バスの主な路線で使用可能。2日間もしくは3日間限定で使えるフリーパスです。(7月27日より小清水線の対象区間を網走駅~浜小清水駅まで拡大)
オホーツク流氷館、博物館網走監獄、北方民族博物館など、温泉や飲食店などで使える割引特典やクーポンもついています。
・2日間 大人2,000円・子供1,000円
・3日間 大人3,000円・子供1,500円
【発売箇所】
・女満別空港観光案内所
・網走市観光協会(網走駅観光案内所、道の駅「流氷街道網走」観光案内所)
・網走バスターミナル
・東横イン網走駅前
・ホテルルートイン網走駅前
・網走市役所内売店
私たちが使ったバス料金
・網走駅→道の駅 流氷砕氷船(おーろら号乗り場)片道200円
・道の駅 流氷砕氷船(おーろら号乗り場)→博物館網走監獄 片道310円(帰りはタクシーに乗車)
【2日目】
・網走駅→天都山(流氷館)往復680円
【合計】
1,460円ですが、全てバスを利用したと考えると1,700円
網走監獄からタクシーに乗ったため合計1,460円ですが、本来なら博物館網走監獄から網走駅までのバス代240円がプラスされるため、合計1,700円となります。
結局お得だったのはどれ?
2日間で3箇所の観光地を巡るなら、あばしりフリーパスを購入するよりも現金の方が安く済みます。
私たちの場合、1日目は「1Dayパス」を利用し、2日目は現金で乗車していれば合計1400円となり、一番安くバスを利用できたことになります。
「1Dayパス」や「あばしりフリーパス」は、両替いらず&特典付きでとても便利だと思います。ぜひご自身のプランに合わせて検討してみてください。
網走旅行はバス時間を踏まえたスケジュール管理が必須
網走バス『市内観光施設めぐり』線の運行は30分刻み。乗り遅れてしまうと30分も時間を無駄にしてしまいます。
行きたい観光地を全て巡ってお土産を買って……。旅行を存分に楽しむためには、バス時刻や施設の営業時間など事前にリサーチして無駄のない計画を立てることをおすすめします。
旅の予定管理におすすめのサービス「tabiori(たびおり)」
スケジュール管理から写真の共有までできる「tabiori(たびおり)」というアプリが特におすすめです。旅のスケジュールはもちろん、列車の時刻や座席番号などメモしておけば、旅行で必要な情報を一括管理!
旅のしおりやフォトブックも作成できるから、大切な思い出をカタチとして残しておけます。
・旅のメンバーと共同編集
・スケジュール管理
・メモ
・リアルタイム位置情報共有
・チャット機能
・チェックリスト
・写真の共有
・紙のしおり作成
・フォトブック作成
時間の管理が面倒な方は「定期観光バス」を利用してみては?
期間限定&予約制のバスツアー。行き先や時間の管理など全て計画されているから、旅の行程を考えるのが苦手な方におすすめです。
ツアー代金の中には施設利用料と昼食代が含まれており、季節に合わせてお得で便利なプランが企画されます。
【コース名:1日で冬の網走まるわかりバス】
・運行期間|2020年 2月1日~2020年 3月1日
・主要コース|おーろら号乗船・網走監獄博物館・オホーツク流氷館・流氷物語号乗車・能取岬
・料金|大人(中学生以上)9,980円/子供(小学生)8,620円※未就学児無料
まとめ|網走観光の注意・準備しておいた方が良いこと
・ロッカーは数人で大きい物をシェアした方がお得
・小銭は多めに用意しておいたほうが良い
【お店・お土産について】
・網走駅前にコンビニ・歓楽街はない
・日曜日の飲み屋街は定休日のお店が多い
・お土産は道の駅または観光地で購入可能
【網走バスについて】
・バスでICカードは使えない。「あばしりフリーパス」が便利
・網走監獄へ行くときは「刑務所前」で降りちゃダメ!「博物館網走監獄」で下車
・網走市内をバスで巡るならタイムスケジュール管理必須
その土地にはその土地の暮らしがあって、ルールがあります。不便なこともありましたが、事前にしっかり調べて準備しておけば大丈夫です。
自然豊かな網走市が大好き。今度は夏に訪れたいです。そして、今回行けなかった北方民族博物館にも行きたいと思っています。
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